通信データ vol.87

image_pdf image_print

ヒーペロ星を飛び立った後、今回の惑星のエルビぃ48星までの飛行経路を確認した。最新型の市販宇宙船で、開発された宇宙船としては第五号機に相当する星間自動操縦付きのアベンタンク750ぇるぴでは、確かほぼ下図の様な経路を辿っていたように記憶している。

まずヒーペロ星を出てから経路の途中で小惑星帯がある。まずこれをよけなければならない。次に、エルビぃ48星の手前には惑星のハドゴンG星があるために、この惑星からの重力も避けなければならない。その後はエルビぃ48星に至るまでの重力場の影響を回避しつつ、順調に進めば、エルビぃ48星が見えてくるはずである。

通信データのvol.49でも記したように、エルビぃ48星は、ヒーペロ星から約8000万km離れている。アベンタンク750ぇるぴでは一日で行ける距離のため、この経路を辿れば、デアブタンク600ぇすいによっても間違いなく一日ほどで到着できるはずである。

「エビカぁニⅢ世殿。ゴージャスエルビぃに明後日付けでチェックインの予約をしておきましたぞ。」

出発前に教えてくれたペロリンチョ王国の元老であるサザぇんほターテⅡ世の笑顔がふと浮かんだ。

「今度のデアブタンク600ぇすいの操縦には自信がある。「リミっとさいぃーくるくるりん」のSCAN効果のお陰であるが、帰ってから我が父に相当するエビカぁニⅡ世のメモ帳も調べて、「リミっとさいぃーくるくるりん」について勉強せねば。」

飛行も実に安定している。前回の発射後に見られた通信データのvol.52に記したような奇妙な景色は見えず、下図(*)のように通常の宇宙空間の眺めである。

*: http://blog.goo.ne.jp/kelu-cafe/e/8be320bb8cf3cb50709470a92b36cd30より引用

エビカぁニⅢ世、ここに記す→